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大型で非常に強い台風第11号の接近に伴う太陽光発電に関する注意喚起

宮崎県に影響を及ぼす台風11号が接近しています。本日7月15日9時45分気象庁発表の台風11号に関する情報第18号では、「大型で非常に強い台風第11号は、15日9時には日本の南の北緯26度30分、東経136度20分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北へ進んでいます。

中心の気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで中心から半径170キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。また、中心の東側700キロ以内と西側390キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。」となっています。11号はこの後16日9時から17日に朝にかけて、強い勢力を保ったまま、日向灘沖を北上するとされています。

下記URLは、気象庁の台風11号の進路予報です。ご覧ください。
http://www.jma.go.jp/jp/typh/1511.html

また下記URLは、アメリカ海軍の進路予報です。ご覧いただくためにはグーグルアースをパソコンでご覧になる設定が必要です。(米軍の時刻はGMT(Z)表示ですから、+9時間すると日本標準時(JST)となります。)

http://www.usno.navy.mil/NOOC/nmfc-ph/RSS/jtwc/warnings/wp1115.kmz

双方の予報とも、現時点(7月15日11時)ではほぼ同じコースが予報されています。

今回の台風の特徴として、速度が15km/時~20km/時と遅く、日向灘沖を通過することから、台風の通過に伴い、北側からの風、すなわち太陽光パネルの裏側から吹き上げる風が長時間続くことが予測されます。

太陽光発電を設置された事業所、個人、建設中の請負事業者、発注者(事業所、個人)の皆様は、今後の台風情報に十分注意を払われ、事故の未然防止、事後の二次災害の防止対策に努めてください。

被害は、次の様なことが想定されます。

1、太陽光発電設備のパネル(個々、ストリング単位、あるいはさらに大きな単位)の飛散・破損、それによる近隣への被害の拡大。

2、海岸近くに設置されている設備は波かぶりの影響、急傾斜地の崩落、野立ての場合は基礎の工法にもよりますが、長雨で地盤の支持力の低下による飛散・破損等。

3、台風接近に伴う宮崎県平野部での竜巻発生の注意。このことに関しては気象庁の下記URLをご覧ください。1968年から2013年までに発生した竜巻39個のうち台風が関係する者が25個と約三分の二を占めています。

気象庁の竜巻発生情報「レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)」は下記URLです。

http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/index.html?areaCode=000&contentType=2

気象庁「竜巻等の突風データベース」過去の発生状況、都道府県別の事例一覧、宮崎県は下記URLです。

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/list/87.html

4、飛散・破損した太陽光発電が台風通過後に太陽の光を受けることで発電し、感電事故、火災事故を引き起こす可能性等。

5、フェンスや周辺流木等の倒壊、大雨による設置場所の地盤洗掘による設備の破損、洪水による浸水・破損等。

これらのことを予防することは、太陽光発電を所有し運転される方々の責任です。万一の事故に備えて、販売施工業者、電気主任技術者の方々と連絡を密にし、対応可能なようにしてください。詳しくは、昨年の下記URL2つの注意情報も参考にしてください。

http://www.himuka-ohisama.net/admin/?p=1029

http://www.himuka-ohisama.net/admin/?p=1082

破損した太陽光発電パネルの取り扱い上の注意は東日本大震災後に下記情報が出されています。参考にしてください。くれぐれも二次、三次の災害を引き起こされないようにご注意ください。

http://www.jpea.gr.jp/pdf/t110318.pdf

私ども、おひさまネットワークの懸念が杞憂に終わることを願うばかりです。

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