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強い台風第12号の接近に伴う太陽光発電に関する注意喚起

9月1に沖縄東方海上で発生した台風12号は、本日(2日)に14時には強い台風に発達し、九州西海岸沿いを予想進路として接近しています。

本日9月2日11時38分、気象庁予報部発表発表の台風12号に関する情報第22号では、「強い台風第12号は、2日10時には、南大東島の北北西約90キロの北緯26度30分、東経130度50分にあって、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいます。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心から半径40キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。台風は、今後さらに発達して3日から4日にかけて九州南部・奄美地方に接近する見込みです。」となっています。

12号はこの後4日には、強い勢力を保ったまま、九州西方海上を北上するとされています。この時間帯が宮崎県への最接近時間帯となると予測されます。

下記URLは、気象庁の台風12号の進路予報です。ご覧ください。

http://www.jma.go.jp/jp/typh/

また下記URLは、アメリカ海軍の進路予報です。ご覧いただくためにはグーグルアースをパソコンでご覧になる設定が必要です。(米軍の時刻はGMT(Z)表示ですから、+9時間すると日本標準時(JST)となります。)

http://www.usno.navy.mil/JTWC/

双方の予報とも、現時点(9月2日15時)ではほぼ同じコースが予報されています。

また、暴風圏に入る確率は、気象庁の下記URLで確認できます。

http://www.jma.go.jp/jp/typh/storm-351.html?t=1612

宮崎県内は、確率が20%程度と高くはありませんが、今後の台風情報にご注意ください。

昨年8月25日に同様のコースをとった、台風15号では、福岡県を中心に太陽光発電施設の破損、倒壊、それに伴う周辺への二次災害が発生しました。

太陽光設備を設置の方は、野立て(主として全量売電)、屋根置き(主として余剰売電)ともにご注意ください。

今回の台風の特徴として、速度が15km/時~25km/時と遅く、宮崎県の西側を通過することから、台風の通過に伴い、強い風が長時間続くことが予測されます。

被害は、次の様なことが想定されます。

1、太陽光発電設備のパネル(個々、ストリング単位、あるいはさらに大きな単位)の飛散・破損、それによる近隣への被害の拡大。

2、海岸近くに設置されている設備は波かぶりの影響、急傾斜地の崩落、野立ての場合は基礎の工法にもよりますが、長雨で地盤の支持力の低下による飛散・破損等。

3、台風接近に伴う宮崎県平野部での竜巻発生の注意。このことに関しては気象庁の下記URLをご覧ください。1968年から2013年までに発生した竜巻39個のうち台風が関係する者が25個と約三分の二を占めています。

気象庁の竜巻発生情報「レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)」は下記URLです。

http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/index.html?areaCode=000&contentType=2

気象庁「竜巻等の突風データベース」過去の発生状況、都道府県別の事例一覧、宮崎県は下記URLです。

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/list/87.html

4、飛散・破損した太陽光発電が台風通過後に太陽の光を受けることで発電し、感電事故、火災事故を引き起こす可能性等。

5、フェンスや周辺流木等の倒壊、大雨による設置場所の地盤洗掘による設備の破損、洪水による浸水・破損等。

これらのことを予防することは、太陽光発電を所有し運転される方々の責任です。万一の事故に備えて、販売施工業者、電気主任技術者の方々と連絡を密にし、対応可能なようにしてください。詳しくは、昨年の下記URL2つの注意情報も参考にしてください。

http://www.himuka-ohisama.net/admin/?p=1029

http://www.himuka-ohisama.net/admin/?p=1082

破損した太陽光発電パネルの取り扱い上の注意は東日本大震災後に下記情報が出されています。参考にしてください。くれぐれも二次、三次の災害を引き起こされないようにご注意ください。

http://www.jpea.gr.jp/pdf/t110318.pdf

私ども、おひさまネットワークの懸念が杞憂に終わることを願うばかりです。

 

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