太陽光パネルについての情報・取り付けをお考えの方、トラブルにお困りの方はひむかおひさまネットワークへ!

ホーム新着情報 > 台風第8号の接近に伴う太陽光発電に関する注意喚起

台風第8号の接近に伴う太陽光発電に関する注意喚起

令和元年台風8号(フランシスコ)は、本日(5日)9時には潮岬の南約340キロの海上にあって、1時間におよそ30キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルとなっています。

今後は暴風域を伴ったまま九州付近に接近し、明日6日(火)未明から明け方に上陸するおそれがあり、大雨や暴風に警戒が必要です。九州では、30m/sを超えるような猛烈な風が吹き、活発な雨雲の通過時には猛烈な雨が降るおそれがあります。暴風や、大雨による河川の増水、浸水、土砂災害等に警戒してください。

また、台風8号は大きさが小さくまとまっているため、進路に近い所では急速に雨や風が強まり、荒れた天気となることが予想されます。大雨や強風への対策は昼間のうちに行ってください。強い雨風のピークは、九州南部では今夜遅くから明日6日(火)午前にかけてと予想されます

昨年9月30日の台風24号では、関西を中心に太陽光発電施設の破損、倒壊、それに伴う周辺への二次災害が発生しました。

太陽光設備を設置の方は、野立て(主として全量売電)、屋根置き(主として余剰売電)ともにご注意ください。

今回の台風の特徴として、急に風雨が強くなり、宮崎県に上陸することがが予測されます。

被害は、次の様なことが想定されます。

1、太陽光発電設備のパネル(個々、ストリング単位、あるいはさらに大きな単位)の飛散・破損、それによる近隣への被害の拡大。

2、海岸近くに設置されている設備は波かぶりの影響、急傾斜地の崩落、野立ての場合は基礎の工法にもよりますが、長雨で地盤の支持力の低下による飛散・破損等。

3、台風接近に伴う宮崎県平野部での竜巻発生の注意。このことに関しては気象庁の下記URLをご覧ください。1968年から2013年までに発生した竜巻39個のうち台風が関係するものが25個と約三分の二を占めています。

気象庁の竜巻発生情報「レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)」は下記URLです。

http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/index.html?areaCode=000&contentType=2

気象庁「竜巻等の突風データベース」過去の発生状況、都道府県別の事例一覧、宮崎県は下記URLです。

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/list/87.html

4、飛散・破損した太陽光発電が台風通過後に太陽の光を受けることで発電し、感電事故、火災事故を引き起こす可能性等。

5、フェンスや周辺流木等の倒壊、大雨による設置場所の地盤洗掘による設備の破損、洪水による浸水・破損等。

これらのことを予防することは、太陽光発電を所有し運転される方々の責任です。万一の事故に備えて、販売施工業者、電気主任技術者の方々と連絡を密にし、対応可能なようにしてください。詳しくは、一昨年の下記URL2つの注意情報も参考にしてください。

http://www.himuka-ohisama.net/admin/?p=1029

http://www.himuka-ohisama.net/admin/?p=1082

破損した太陽光発電パネルの取り扱い上の注意は東日本大震災後に下記情報が出されています。参考にしてください。くれぐれも二次、三次の災害を引き起こされないようにご注意ください。

http://www.jpea.gr.jp/pdf/t110318.pdf

また、総務省から太陽光発電設備の廃棄処分等に関する実態調査・結果に基づく勧告(下記URL参照)が出され、災害による損壊パネルへの対処(感電等の防止)についても触れられています。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/107317_0908.html

また、台風の影響で停電になった場合、自宅に太陽光発電設備をお持ちの方は、昼間発電している時間に限られますが、自立運転機能により電気を使用できます。下記環境省のURLを参考にしてください。

https://www.env.go.jp/earth/info/pv_pamph/full.pdf

私ども、おひさまネットワークの懸念が杞憂に終わることを願うばかりです。

 

 

記事一覧のページへ