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大型で猛烈な台風第14号の接近に伴う太陽光発電に関する注意喚起(宮崎県再エネ等普及・維持管理促進事業)

2022(令和4)年台風14号(Nanmadol・ナンマドル)は、本日(17日)午前4時には、南大東島の東約250キロの北緯25度35分、東経133度40分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北西へ進んでいます。今後、18日(日曜日)午後には九州南部に上陸する可能性の高い予報進路で接近しています。

予報円の中心もしくは東寄りに進んだ場合は、中心気圧930hPa未満で九州に上陸することになり、1951年の統計開始以来では、トップ3に入る勢力になります。

気象庁では、特別警報を発出する可能性もあるということで警戒を呼び掛けています。

気象庁(JMA)の進路予想は現時点で下図のとおりです。

米軍(JTWC)のJST17日午前6時現在の進路予想は現時点で下記URLのとおりで、気象庁よりも若干西側、即ち東シナ海寄りのコースとなっています。米軍の時刻はGMTですから、この時刻に9を加えると日本時間になります。ご覧になりたい場合は、URLをクリックしてください。

https://www.metoc.navy.mil/jtwc/products/wp1622.gif

大型で速度が遅いため、宮崎県内直撃でなくても長時間の暴風雨にさらされることが予測されます、今後の台風情報にご注意ください。

太陽光発電設備への被害は、次の様なことが想定されます。

1、太陽光発電設備のパネル(個々、ストリング単位、あるいはさらに大きな単位)の飛散・破損、それによる近隣への被害の拡大。

2、海岸近くに設置されている設備は波かぶりの影響、急傾斜地の崩落、野立ての場合は基礎の工法にもよりますが、長雨で地盤の支持力の低下による飛散・破損等。

3、台風接近に伴う宮崎県平野部での竜巻発生の注意。このことに関しては気象庁の下記URLをご覧ください。1968年から2013年までに発生した竜巻39個のうち台風が関係するものが25個と約三分の二を占めています。

気象庁「竜巻等の突風データベース」過去の発生状況、都道府県別の事例一覧、宮崎県は下記URLです。

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/tornado/list/87.html

4、飛散・破損した太陽光発電が台風通過後に太陽の光を受けることで発電し、感電事故、火災事故を引き起こす可能性等。

5、フェンスや周辺流木等の倒壊、大雨による設置場所の地盤洗掘による設備の破損、洪水による浸水・破損等。

これらのことを予防することは、太陽光発電を所有し運転される方々の責任です。万一の事故に備えて、販売施工業者、電気主任技術者の方々と連絡を密にし、対応可能なようにしてください。詳しくは、一昨年の下記URL2つの注意情報も参考にしてください。

http://www.himuka-ohisama.net/admin/?p=1029

http://www.himuka-ohisama.net/admin/?p=1082

破損した太陽光発電パネルの取り扱い上の注意は環境省から下記情報が出されています。参考にしてください。くれぐれも二次、三次の災害を引き起こされないようにご注意ください。

https://www.env.go.jp/content/900535847.pdf

また、台風の影響で停電になった場合、自宅に太陽光発電設備をお持ちの方は、昼間発電している時間に限られますが、自立運転機能により電気を使用できます。下記環境省のURLを参考にしてください。

https://www.env.go.jp/earth/info/pv_pamph/full.pdf

私ども、おひさまネットワークの懸念ができるだけ少ない被害で終わることを願うばかりです。

 

 

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