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取り付けをお考えの方

電話により相談を受け付けております。
取り付け料金や技術的なご相談などは、下記の番号へご連絡ください。
ご用件を伺い、適切なアドバイスができるかと思います。
なお、相談内容が業者に流出することは一切ございませんので、御安心下さい。

TEL:0985-89-2389
不在のときは 090-4356-9784
(おかけ間違いの無いようお気をつけ下さい。)

訪問販売で売りに来たけど大丈夫?

一概に大丈夫とは言い切れません。営業の人が特別価格といって契約を急がせるような例では、かなりの高額で契約/設置をされたという話を耳にします。

なかなかシステム価格の相場は判りにくいものです。設置を行っている工務店などに見積もってもらうと良いでしょう。大抵の業者さんは無料見積もりをしてくれます。2~3社分の見積もりがあると、はっきりと価格が見えてくると思います。

太陽光発電システムは訪問販売法の適用商品です、クーリングオフ制度も確認して、不安があれば最寄の消費者センターで相談しましょう。
契約書にクーリングオフの制度を記載していない業者は誠実さにかけると言えます。

それでも不安・・・とおっしゃる方はご相談ください。

くもりや雨の日も発電するの?

くもりや雨の日も発電するのでしょう?と尋ねられる方がいらっしゃいますが、基本的に太陽の光が発電の素になりますので、太陽光がないと発電しません。

ただ、空の明るい薄くもりの時は、100%とはいきませんが発電します。

基本的にくもりや雨の時の発電量は微々たるものなので、売電できるほど発電はしません。たまに発電モニターには出力の表示があるかもしれませんが、自家消費してしまいます。売るほど期待はできません。

kWhという単位はなに?

V ボルト<電圧>:電気を押し出す(流す)力をあらわします。
日本の場合、家庭の電圧は通常100Vとなっています。

A アンペア<電流>:電気の流れる量をあらわします。
(例)消費電力が1,000Wのドライヤーを家庭で使用する場合、日本の家庭の電圧は通常100Vなので、流れる電流は 1,000(W)÷100(V)=10(A)となります。

ちなみに、この値は目安としての電流値です。実際の電流値は、機器の力率(電圧と電流の積に対する消費電力の比率をあらわす係数)により大きくなる場合があります。

Wワット<電力>:実際に消費される電気エネルギーをあらわします。電灯が光を出したり、モーターが力を出すときに使われる電気エネルギーの大きさを示し、この値が大きいほど電力を多く消費します。
電力(W)=電圧(V)×電流(A)×力率

Wh ワットアワー<電力量>:電気を使った量をあらわします。
電力量(Wh)=電力(W)×使用時間(h)
(例)100W の電球を1時間使用すれば、消費電力量は
100(W)×1(h)=100Wh、10時間使用すれば、
100(W)×10(h)=1,000Wh=1kWh(キロワットアワー)
となります。電気料金の明細表に載っている「使用量」はkWh単位で表示されます。

4人家族でどのくらいの太陽光パネルが必要なのでしょうか?

一般的に、3.5kWの出力のパネルが十分と思われます。

オール電化と一緒じゃないといけないの?

そんなことはありません。オール電化が全て良いというわけではありません。どこまで自分が望んでいるのかをはっきりしましょう。設置業者の言うままに取り付けて、後で後悔するという話を良く聞きます。電気の契約も、その家庭の電気使用の時間帯や使用目的で差がある場合がありますから、電力会社に相談して適切な電力契約をなさることをお勧めします。

設置にはどれくらい費用が掛かるの?

太陽光パネルの出力により価格は変わってきますが、大体の相場から計算すると、1kWあたり40~45万円(工事費込み)ぐらいになります。

新築の住宅に取り付ける場合と、既築の住宅に取り付ける場合で違いが出る場合もあります。

基本的には新築も既築住宅でも金額は同じです。注意しなければならないことは新築の時は屋根を葺く時に同時に架台の基礎部分を施工することです。建築会社の保証外になる恐れと責任の範囲が明確にならないからです。同時進行しない設置業者は要注意です。

どのくらいの収入になるの?

3kWのパネルを真南で、30度の角度で取り付けたときで説明します。
 3kW×100h/月×12ヶ月=3,600kWh/年  ・・・年間の発電量
このうち約50%は自宅で消費(自家消費)してしまいますので、残り約50%を電力会社に売ることができます。

よって

3,600kWh/年×0.5×38円/kWh=68,400円/年

が電力会社に買い取ってもらう価格になります。

*電力会社の買取価格は固定価格買取制度によって定められます。38円は平成25年度の10kW未満の太陽光発電システムである場合です。

この数字は真南で、角度が30度という一番理想的な取り付け方をした場合ですので、取り付け角度(緯度によって変わる)や方位(真南を向いてない場合など)によってはこの数字となりません。

人のいない部屋の電灯を消したり、消費電力の少ないLED証明を利用する等で省エネに努める=自家消費を減らす、ということになりますので、逆に買い取ってもらう電力は増えます。
家族みんなで協力し合うと良いでしょう。

設置費用のほかに費用はかからないの?

数年に一度の定期的なメンテナンスなどで数千円程度掛かると思われます。
また、売電用電力量計は計量法で10年に1回取り替えて検定を受ける必要があります。 お店の秤同様、計量法が適用されますので使用期限を過ぎると買い取ってもらえません。
この際に概ね13,000~18,000円程度がかかります。メータ(積算電力量計)の容量にもよります。
電力会社によって異なりますから、電力会社に訪ねるか、設置した業者に相談して下さい。

  • 売電用電力量計・・・電力会社が買い取る電気(電力)は、
                 発電した電力-使った電力=買い取り電力

となります。この買い取り電力を測るための装置です。

買い取り制度ってなに?

2012年7月から再生可能エネルギー固定価格買取制度が始まりました。
太陽光発電システムの大きさにより、買取価格や期間に違いがあります。

平成25年度の買取価格は以下のとおりです。
買取期間は、特定契約に基づく電気の供給が開始された時から起算します。(試運転期間は除きます。) 

太陽光 太陽光 10kW以上 10kW未満 10kW未満
(ダブル発電)
調達価格 37.8円(36円+税) 38円(税込) 31円(税込)
調達期間 20年間 10年間 10年間

出典:経済産業省 資源エネルギー庁

住宅屋根に取り付けられる大きさは10kW未満のシステムであることが多く、この場合は発電した全てが買い取られるわけではありません。
詳しくはこちらをご覧下さい。

設置後太陽電池のメンテナンスはしなくて良いの?

メンテナンスフリーのようにいわれますが、必要になります。
黄砂の飛来による太陽電池表面の汚れ程度であれば降雨の際に流されますので特に水洗いする必要はありません。火山灰による影響については、こちらをご覧ください。

また、技術的なことですがパネルの一部が樹木などの陰になり続けたりすると、その部分に負担が掛かりそのパネルの劣化が早くなるといった報告もあるようです。そのためにも定期的に点検を行うと良いでしょう。
どのように点検をするかなどは、契約の際、きちんと契約書に記載があるかを確認しましょう。

自分でできることは、太陽電池の目視で汚れや落ち葉などがついていないか等と発電量のデータを記入しておくことです。

メンテナンスではありませんが、毎日または毎月の発電量を天気などと一緒に記録している方もいらっしゃるようです。天気と発電の関係が判るほか、設備やシステムの異常発見につながるとの報告もあります。

最近の太陽電池では日照量と発電量をモニターで確認し、かつモニター内に記録するようなものが多くなっています。毎月1回程度そのデータをパソコンなどに移しておくとよいでしょう。

取り付けるための条件はありますか?

屋根が南側を向いていることが一番条件です。東向きや西向きでは発電はするものの、南向きに比べて概ね20%位は出力が減ります。

屋根の勾配は6寸勾配(約30°)が一番最適ですが、設置屋根の勾配と方位を確認して、業者に発電量の試算を依頼することが大切です。

南側に向いていても、樹木や電柱で太陽光モジュールの一部に影ができるなどした場合でも、カタログデータ通りの出力は得られませんので、要注意です。

※太陽電池の大敵は影です。看板や他の建物、木などで太陽光が遮蔽されている(陰ができたりする)と、その部分の太陽電池の劣化を促進させる場合がありますから要注意です。影は大敵です。

明るければ朝日や夕日でも発電するのでは?

朝日や夕日は私たちの目では、確かにまぶしいくらいあります。
しかし、昼間の真上から照らされる太陽光と比べると、空気の中を倍以上通過して降りそそいでいます。空気中のちりやホコリで太陽光は減衰してしまいますので、発電量としては少なくなってしまいます。よって朝夕は真昼よりも発電量は少なくなります。

太陽電池の耐用年数はどれくらい?

太陽電池も工業製品ですから故障はします。故障するからこそメーカーも保証期間を設定しているわけです。
保証期間中は故障が発生したらメーカーが基本的には無料で取り換えてくれます。
メーカーにより保証期間がちがいますので、この点は確認する必要があります。

パワーコンディシナーという機器が設置されていますが、この機器も概ね各社10年は保証しています。

パワーコンディショナーの故障はパネルより多く発生します。経済産業省の研究機関である産業総合研究所の調査によると住宅用太陽電池システムの約15%で設置後10年以内に1枚以上のパネルが交換されています。問題は故障が発生した場合、それがわかりにくいことが多いことです。長く使用するためには日々のモニターチェックにより不具合を早期発見することが大事です。詳しくは産業総合研究所の下記報告をご覧ください。

産総研TODAY2011年8月