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よくあるご質問

太陽光発電についてのご質問

1.太陽光でなぜ発電できるの ?
1.太陽光すなわち光は電磁波の一種で、波長に応じたエネルギーを持っています。地球が太陽から受ける光のエネルギーは、太陽が真上にあるときに地表1平方メートルあたり約1kWです。この光エネルギーを電気に変換します。
私たち人(ひと)は、この光のエネルギーを明るさと熱(温かさ)で感じることができます。明るさや熱で感じているエネルギーを電気に変えるのが太陽光発電です。
光のエネルギーを電気に変えるためには、電気を通すことのできる金属などの導電体と電気を通すことのできない非金属などの絶縁体の中間の性質を持った半導体という性質を持った素材を使います。
この半導体に光があたることで電気が発生します。詳しくは、私どもの発行した「みやざきソーラーガイド」の2ページ(下記URL)をご覧ください。 

http://www.himuka-ohisama.net/seminar/download/solarguide/02-04.pdf

2.太陽光発電パネルの発電(変換)効率が高いものは、性能が高いの?
2.Q1でも回答したように、太陽光のエネルギーは太陽が真上にあるときに地表1平方メートルあたり約1kWです。従って、太陽光エネルギーをすべて(100%)電気に変えることができれば、その太陽光発電パネルの発電(変換)効率は100%ということになります。
2015年現在販売されている太陽光発電パネルの変換効率は、どのような半導体を使用しているかで違いますが、おおよそ十数%~二十数%程度です。例えば20%の変換効率の太陽光パネルは1平方メートルで200w発電するということになります。
それでは、発電(変換)効率の高いものが高性能なのかといえば、変換効率は太陽光発電パネルの性能の一つだけを表しただけで、発電(変換)効率が高いからと言って、太陽光発電パネル全体が高性能であるかとは別問題です。例えば、車で燃費性能が良いということが、加速性、制動性、安全性、運転しやすさ、乗り心地、故障のしにくさ、修理しやすさ、維持費、耐用年数、価格等車に求められるすべての性能が良いということに直接結びつくものではないということは皆様にご理解いただけると思います。
発電(変換)効率の高いということは、太陽光発電パネルの性能の一つを表しているだけです。太陽光発電のパネルの安定性、耐光性、寿命等総合的な性能が高いかどうかと直接結びつくものでないことは車の例と同様です。
発電効率が高い太陽光発電パネルの最大のメリットは、狭い設置場所でも多くの発電量を得られるところにあります。そのような条件のところに設置される場合は、発電効率の高いものを選択することが大きな要素を占めることもあります。

太陽光発電設備の選定についてのご質問

1.太陽光発電設備(パネル等システム全体を含む)を選ぶときに留意しないといけないことはどういう内容か?
1.太陽光発電設備は、長期に使用する設備です。しかも、一般家庭においては、電気を使用する家電商品、すなわち消費財とは異なり、電気エネルギーを生産し販売する生産財です。まず、このことをしっかり認識する必要があります。太陽光発電設備を設置されている方々がそれぞれ発電所長としての認識を持つことが必要です。
太陽光発電設備を選ぶときに留意すべき事項を項目だけ以下に箇条書きにします。
① 設置の目的は、地球温暖化防止のためにクリーンエネルギーを得ることを主にするのか、あるいはそれもあるけれど売電収入を得ることを主にするのか等を明確にすること。
② 主たる目的を達成するためにどのような太陽光発電設備をつくるのか明確にすること。
③ そのうえで、販売施工業者に目的を明確に伝えたうえで、見積もりを出してもらうこと。見積もりは、少なくとも異なる業者2社以上、できれば3社以上からとること。その場合、太陽光発電の半導体の違うものを比較できたほうが特徴の比較が出来て良い。
④ 施工は販売施工業者自らが行うのか、あるいは下請け業者が行うのか確認すること。
⑤ 設置後の保証契約書(案)を事前に見て修理、保証等の内容を比較検討すること。
⑥ 見積もり後、契約を急がせる業者には注意すること。
⑦ 2015年1月現在、太陽光発電の固定価格買取制度は、制度変更の端境期にあることから、その内容についても十分な理解をしたうえで選定、契約すること。 

2.国内メーカーと国外メーカー製品のどちらを選んだほうが良いか ?
2.国内メーカーが国内工場で製造しているものと、国外工場で製造しているものがあります。またOEMにより他社製品に自社のロゴを付けて販売しているところもあります。国外メーカーは国外の工場で製造したものを輸入して販売しています。
それではどちらを選んだ方が良いかということですが、大まかに言えば、イニシャルコストを下げて設置するということであれば国外メーカーのものが低く抑えられます。アフターサービス網の整備や、10年20年後のメンテナンスということでは、国内メーカーが実績を積んでいる分安心感は高いです。
極端な事例ですが、海外メーカーの保証契約書に、海外のメーカー所在地の住所が記載されていて、故障の際はそこに連絡するように、また紛争になった場合は海外メーカー指定の海外の機関で紛争案件について解決することと記載されていたものもありました。
国内のメーカーや販売施工業者と契約を結び、その後紛争になった場合は、メーカー又は販売施工業者の本社や支社等契約当事者の属する所在地の地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とすることが一般的です。
製品の選択は、必ずしもメーカーだけではなく販売施工業者の資質にもよりますので様々な角度からの検討が必要です。

設置後の留意事項についてのご質問

1.設置し売電開始後に留意すべき事項はどのようなことがありますか ?
1.家庭用の余剰電力売電であれば、売電開始前のご家庭の電気使用量の毎月の値を少なくとも1年間分は把握してください。できれば2年間以上が望ましい。1年又は2年間の買電料と買電量をエクセル等表計算ソフトに記載してください。
売電開始後は同じ表計算ソフトに、毎月の発電量、売電量、売電料、買電料、買電量を記載し推移の把握を行ってください。このことで、設備の健全性、省エネ効果、資金の回収状況等多くの情報が得られます。最近のパワーコンデショナーや表示装置は一定期間の情報を保持できますが、このデーターも定期的に抜き出して、パソコンなどに保管してください。
全量売電でも消費量は出ませんが、他の情報を取得しまとめることの必要性は同じです。 

2.表示装置から読み取れる情報でどのようなことに注意する必要がありますか ?
2.最近増加傾向にあるのが「電圧上昇抑制」と言われる現象です。これは太陽光発電設備の異常ではなく、太陽光発電設備が増加したことにより引き起こされる現象です。
家庭用の100Vの電圧は、正確には101V±6Vすなわち最大107V以下で供給することが電力会社には法律で求められています。そのために、太陽光発電設備のパワーコンデショナーの設定(整定)値も107Vとなっています。
しかしながら、電力会社の供給する107Vは電柱の上にあるトランスを出る際の値であるため、施工業者によっては、パワーコンデショナーの設定(整定)値を110Vに挙げている場合もあります。そうすると、同じトランスに接続されている太陽光発電設備間で電圧の差が発生し、低い値に設定(整定)している太陽光発電設備からは売電が出来なくなります。
困ったことに、電圧上昇抑制がかかった場合は売電量が0(零)になるのではなく、50%程度は売電されるため気づきにくいことになります。
特に10年以上前の太陽光発電設備の表示装置では、電圧上昇抑制エラーが出ないものがほとんどです。従って、天気の良い日の昼前後数時間の間時々表示を見ていないと気が付きません。最近の表示装置ではオレンジのランプがつくものが多いようです。
この現象は余剰売電が増えることだけでなく、近くに全量売電の太陽光発電設備が設置されても生じます。 

電圧上昇抑制が頻繁に生じるようであれば、販売施工業者を通じて、あるいは直接電力会社に調査をするように申し入れてください。電力会社がデータロガーを設置し、データーを取得したうえで対応が行われるはずです。

このことについては、PV-NETの下記報告書をご覧ください。

http://www.greenenergy.jp/pdf/report.pdf

3.太陽光発電設備の寿命は何年くらいありますか ?
3.太陽光発電設備の寿命は、20年とも30年とも言われています。設備の中で、パワーコンデショナーは寿命は10年程度と言われています。
パネルについては、上記のように言われていますが、これは人間の寿命は何歳ですか?という問いと似ていて、生まれてすぐに亡くなる人もいれば、100歳以上生きる方もいるのと同様一律ではありません。
一応の目安になるのは税法上の償却期間です。税法上は17年となっていますので、この程度の年数と考えていた方が良いと思います。
家庭用であれば、最近は4kW~5kWの設備が多いと思います。1枚のパネルが200wとして20枚から24枚となります。上記したように寿命は平均ですから、20数枚の中には数年で故障となるものもありますし、20年大丈夫なもの、あるいはそれ以上大丈夫なものもあります。
このことを考慮して、毎月の、あるいは日々の表示装置によるエラー表示等に気をつけるようにしてください。
おひさまネットワークの役員約10名の中で、パワーコンデショナーが設置後数か月で故障し、取り替えたものもまた数か月で故障した経験を持つ者もいます。また11年目でパワーコンデショナーが故障し、約3万円の修理を要した者もいます。
パネルに関しては、10年保証の切れる直前に屋根一体型のパネルが故障し、全量保証期間内の無償交換をした者、数年で1枚のパネルの強化ガラスが全面ひび割れを生じ、保証期間内で無償交換した者もいます。
狭い範囲ですが、故障率が結構高いことがお分かりいただけると思います。
従って、寿命は長くても20年程度、その間にいくつかの大きな故障があると考えて対応した方が良いと思います。 

4.太陽光発電設備はメンテナンスの必要はありませんか ?
4.A3でも述べたように太陽光発電設備は故障があります。確かに風力発電などのように、可動部分はありませんから、それらと比較するとメンテナンス頻度は少なくても良いですが、全く不要ということではありません。
表示部のエラー表示などを参考に適切なメンテナンスを行うようにしてください。工業製品が故障しないということはありえないことですので、メンテナンスフリーという言葉に惑わされないようにしてください。
ただし、太陽光発電装置のパネルからパワーコンデショナーまでは直流の電気が流れていますのできわめて危険です。電気の資格のない方は絶対にいじらないようにしてください。 

非常時の留意事項についてのご質問

1.太陽光発電設備に異常事態が発生した場合どのようにすれば良いか ?
1.最も危険があるのが、火災時です。これは太陽光発電設備から火災が発生することもあれば、太陽光発電設備を設置している家屋の火災も同様です。
いずれの場合も、消防署に連絡する際は太陽光発電設備があることを必ず知らせるようにしてください。消防では太陽光発電設備対応の装具で対応します。
これは、太陽光発電設備が、光がある限り(夜間の炎でも同様です)発電することで、消火に通常のホースからの注水では、消防士が感電する危険性が高いためです。場合によっては消火活動そのものが出来ないこともあります。このことについては消防庁の下記事務連絡URLをご覧ください。

http://www.fdma.go.jp/concern/law/tuchi2503/pdf/250326_jimurenraku.pdf

台風、地震、浸水等で太陽光発電設備の破損でも同様の危険性がありますから、必ず電気の専門家に連絡したうえで対処して下さい。やむを得ず破損した太陽光発電設備の近くに立ち入る際は、絶縁性のあるゴム長、ゴム手袋、ヘルメットを着用してください。 

寿命を迎えた太陽光発電設備の処分についてのご質問

1.太陽光発電設備を最終的に処分する際にはどのようにすれば良いか ?
1.家庭用の余剰電力売電用であれ、業務用の全量売電用であれ廃棄する場合は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(通称「廃掃法」)による縛りを受けます。
具体的な事案が発生した際は、管轄の地方自治体廃棄物担当部署までお問い合わせください。 

太陽光発電設備についての様々なご質問

1.太陽光発電設備について詳しく知りたいが、どのようにすれば良いか ?
1.私どもNPO法人 ひむかおひさまネットワークにお電話いただくか、事務所にお越しください。無料で相談に応じています。